獲得賞金は112万円程度ですが、グッズの売上などを考えると馬主さんは充分に元を取っているでしょうね。
これから繁殖に上がるのだと思いますが、競馬の場合、こういう母馬から強い子供が生まれたりすることがあるので楽しみです (^^)
メル・ブルックス 新サイコ(1977)
HIGH ANXIETY
監督:メル・ブルックス
出演:メル・ブルックス、マデリーン・カーン、クロリス・リーチマン
DVDの妄想映画を
ロサンゼルスの重症精神病療養所に新所長として、ハーバート大学教授のソーンダイク博士が赴任してきました。
しかし、空港まで迎えに来た療養所の運転手(ロン・ケアリー)から、前所長は殺されたことを教えられた博士は不安になります。
療養所に到着した博士を出迎えたのは、所長代理のモンタギュー(ハーヴェイ・コーマン)とウェントウォース医師(ディック・ヴァン・パタン)でした。
ウェントウォース医師は博士に何かを告げようとしますが、所内を取り仕切っている看護婦長のディーゼル(リーチマン)に遮られてしまいます。
翌日、カルテを見ていた博士は、完治しているように思える患者がいつまでも入院していることに気づくのですが…。
歩行者の誇張したフックの骨折
「ヤング・フランケンシュタイン」「ブレージングサドル」「サイレント・ムービー」など、パロディ映画を手掛けてきたメル・ブルックスがヒッチコック映画のパロディに挑んだ作品です。
この映画以降、「メル・ブルックスの珍説世界史 PART I」「メル・ブルックスの大脱走」というように邦題には"メル・ブルックス"という冠が付くようになります。
この70年代後半から80年代前半が、最もメル・ブルックスが乗っていた頃でしょうか。
70年代が示すという点で、女優は誰ですか?
原題の"HIGH ANXIETY"は"高所恐怖症"という意味ですが、これだけでヒッチ・ファンなら「めまい」のパロディだと解ると思います。
DVDのジャケットも「めまい」のパロディになってますね (^^)
主人公のソーンダイク博士は人混みの中で凶器を持たされて殺人の濡れ衣を着せられる…というストーリーですが、これはもちろん「北北西に進路を取れ」。
他にも「サイコ」「鳥」の有名シーンのパロディが次々と登場します。
特に「サイコ」のシャワー・シーンのパロディには大笑いしてしまいました (^^)
「マーニー」「レベッカ」「断崖」などのパロディらしきシーンもありましたから、探せばもっと他にもあるのではないでしょうか。
ストーリー自体がパロディですし、有名シーンそのままのパロディもありますが、この映画はそれだけではありません。
さり気ないシーンのカメラ・ワークやアングルまで、ヒッチコックのパロディになっています。
外から室内を捉えているカメラがだんだんと寄って行ったと思ったら、そのままカメラがぶつかってガラスを割ってしまうシーンなどは、思わず吹き出してしまいます (^^)
実に細かいところまでヒッチコックのタッチを再現しているのです。
バーナード・ハーマンそっくりのジョン・モリスの音楽も良いですね。
自分の評価も★★★★のお薦め。
ヒッチコック好きなら最初から最後までニヤニヤしながら見てしまうに違いありません。
ヒッチ・ファンなら何を置いても見て欲しい映画です。
ブルックス独特の下ネタ、エロネタのギャグも満載ですから、ヒッチ映画を知らない人でも楽しめると思います。
劇中でメル・ブルックスが歌う「HIGH ANXIETY」は聴きものです。
作詞作曲もブルックスですが、「高所恐怖症」という妙なタイトルの曲をよくぞラブ・ソングにしたなぁ…と感心してしまいます。
このあたりにもブルックスの才能の一端が伺えますね。
まあ、歌手としてのブルックスはお世辞にも上手いとは言えないんですけど (^^;;
0 件のコメント:
コメントを投稿